ひとり暮らしは結婚を遠ざける

こんにちは。

 

私は、ひとり暮らしをはじめて半年ほどだが、あまりの快適さに将来への不安をかかえている。

 

どういう事かというと、自分中心の生活に慣れすぎて、そこへ他人が立ち入ることに許容できなくなってしまうのではないかという不安があるのだ。

 

以前に私は、ひとり暮らしをせずにいつまでも親に頼って実家に依存し続ける人は、自立性がないので結婚生活が上手くいかない人になってしまうのではと考えていた。

 

また、お金の価値観も違う。

 

実家暮らししかしてこなかった人は、節約のノウハウを知っている人は少ないだろう。

 

基本的に固定出費が少ない実家暮らしからしたら、自由に使えるお金が多いし、特に節約を意識しなくても貯金もしやすいだろう。

 

そんな人が結婚を期に、初めて実家を出ても苦労するのではと思う。

 

そうはなるまいと、私はひとり暮らしに積極的だったわけだ。

 

それに、実家を出るのはできるだけ早い方がいいと思った。

 

新社会人になってから、ある程度の年数が経ってしまうと実家をでずらくなるというか、機会を逃してずるずるいってしまいそうな気がしていたからだ。

 

で、いざ初めてみると、これはこれで。。。といった具合だ。

 

むしろ、親族でも一緒に暮らしている方が共存力を高めていけるのでは?とも思う。

 

まだ半年の私でさえ、もう正直なところ実家に戻る気にはなれない。

 

決して親と不仲なわけではない。

 

それより、何をするにも自分の分だけでいいし、何時に何をしても誰の干渉も受けないのは気楽なのだ。

 

例え恋人であっても、こういった自分の時間を尊重してもらえる人でないとだめだ。

 

だが、こういう余裕をもてる関係って結構難しい。

 

どちらかの愛情に偏りができて、釣り合いがとれなくなり、破綻することが多そうだ。

 

きっと、ある程度の長い付き合いでないとできない域なんだろうなぁ。

 

私は学生時代、社会人で実家暮らしはカッコ悪いと思っていた。

 

どこかに欠陥のある人だと。だから親抜きで共同生活は難しそうだと。

 

だが、実際ひとり暮らしを始めた今の方が共同生活は難しくなっている。

 

このまま、ひとり暮らしが長引くにつれて、独身貴族になっていくんだろうか。

 

そうなったら、もう他人がはいる隙間は相当狭いはずだ。

 

特に私は結婚願望があるわけではないが、一生ひとり暮らしと考えるのは漠然とした不安がある。

 

親は必ず先立つわけだから、自分の老後が独り身だと何かと苦労をする。

 

とにかく、ひとり暮らしは学生時代に私が思っていたものとは違ったのだ(完)