バレンタインデー

こんにちは。会いたくなかったです。

 

今日は年に一度のバレンタインデーだ。

 

思えば学生の時は、こういったイベントごとには自分に関係なかったとしても敏感だった。

 

結構、無関係なのでモンモンと過ぎるだけなので、忘れていた方がいいのだが、どうもリア充イベントには昔から若干センチメンタルにさせられる。

 

バレンタインデーはチョコ会社の陰謀とか言う輩がいるが、市場だけ見ればその通りである。

 

だが、こういったイベントを口実に日頃の感謝を伝えたり、好意を使えることができるのだから、無くなっていいイベントとは思わない。

 

今のところ私には関係ないのだが。

 

といっても社会人になって、こういった所謂季節限定イベントは意識しなくなってしまった。

 

それは、単に社会人だからというわけでは勿論ない。

 

社会人の私がそうであったということ。

 

そういうイベントを分かち合うパートナーがないというのが最大の理由だろう。

 

だが、私は今日バレンタインデーということに気づき、それに一瞬だけ浸ることができた。

 

それはトレーニングジムである。

 

週3回のペースで通っているのだが、今日たまたまバレンタインデーにそのルーティンが重なったのだ。

 

受付のお姉さんから小さいが、様々な付加価値のついたチョコをもらった。

 

どんな付加価値かというと、1つはまずお姉さんからチョコを手渡してもらえたこと。

 

童貞臭い発言だが、チョコの大きさ以前に素直に嬉しい。

 

もう1つは、バレンタインデーを完全に忘れたいたところからの不意打ちである。

 

例えるなら、自分の誕生日が近づいていたら、内心少しはそれを意識する。

 

しかし、特に予定もないし、平日で仕事だと帰宅することには忘れがちになっていたりする。

 

そこで帰宅したら、部屋が飾り付けられていて友達または恋人がサプライズで出迎えてくれるような感じである(あくまで個人の見解)。

 

私は不意にバレンタインデーを、仕事上とはいえ、祝ってもらえたのである。

 

そして、それを貰ってロッカールームで着替えながら、バレンタインデーという実感を感じ、その余韻に少しながら浸ることができたのだ。

 

チョコは普段まったく食べないが、その分懐かしくかつ、そういった付加価値のついたチョコは何倍にも増して深い味わいだった。

 

ちなみに、その貰ったチョコはチロルチョコである。

 

私はチロルチョコを今日ほど美味しく味わえた日はなかった。

 

なので、シチュエーションによって良さを倍にできるのだなと実感したのだ。

 

こうして、何気にない日常に多少の変化を私にも与えてくれたのだから、イベントデーは常にほしいところである。