蔓延防止やら緊急事態宣言やら
お久しぶりです。
ここのところ割と暇な夜を過ごしていました。
蔓延防止対策で居酒屋が20時までの営業だったり、お酒提供禁止のお店がほとんどだったからだ。
そもそもラストオーダーが19時じゃ夜から飲みに行こうって感じにもならない。
居酒屋が好きな私には非常に苦しい世の中になってしまった。
特に昭和からあるような個人店の居酒屋が好きだ。
メニューが油汚れやら色褪せやらで年季が入っている感じも好き。
壁中に貼られたメニュー表には何故か載ってないメニューを探すのも好きだ。
私はタバコは吸わないが他の席で吸われても、その煙も店内の照明と相まって好きな雰囲気になって悪い気はしない。
あと、そういうお店は大学生団体みたいな人らが少ない。
そういう層はトリキとか安めで安定のチェーンにいっているからだ。
客層といえば40代〜70代のおじいがそれぞれの時間を楽しんでいる。
店主とも仲良さげな雰囲気もいい。
そういう雰囲気の中で友達と飲みに行くのが好きだ。
と、こう書いていくとコロナ前の記憶が蘇って行きたくて仕方ない気持ちになる。
ただ、コロナ禍になってから新しい発見もあった。
昼飲みや公園飲みや家飲みである。
昼飲みって何だかんだコロナ前はしてなかった。
私の概念で飲み会は夜というイメージが強かったからだ。
特にお酒が強いわけでも酒ならなんでも好きというわけではなかったので、まだ明るいうちから飲める喜びみたいのがなく、昼間普通に遊ぶか、家でダラダラ過ごしてして18時あたりに友達と合流してハッピーアワーから飲み始めるというのがベターだった。
それがそもそも閉店時間が早まったこともあり、その分早く行くしかなくなったため昼飲みは必然。
これがやってみると楽しい。いつもなら2時間くらいでお店を出れば時間は21時あたりなのが、時計を見ると15時で外も明るい。
いやいや、まだまだ余裕じゃん!というこの気持ち。
例えるなら、冬の18時退社と夏の18時退社した時の外を見た時の気持ちの余裕の違い。
次に公園飲みだが、いやいやこれはもう完全にダメな大人が行き着く先だと思っていた。
昼から酒飲んでる人間のネクストステージ的な。
ただ状況が状況なだけに、今では寧ろ蜜を避け、かつお財布に優しく、また青空の中、日中の公園で遊ぶ子供たちを眺めながら飲む酒に何の抵抗も感じなった。
寧ろなんだが学生時代に学校終わりに塾行くまでの時間つぶしに公園で友達を道ずれにして黄昏ていたあの何の生産性も盛り上がりもないんだけど、なんか心地い良かった時を思い出した。
これは漫画[せととうつみ]で完全にそれが再現されている。
まさしくあれに酒が加わっただけなのだ。
向かいのベンチで酒を飲む2人を向こうのママさんたちにどう思われてるか分からないが、今のところ出禁になった公園はない。
最後に宅飲みの良さだが、これは去年から一気に増えたんじゃないだろうか。
かくいう私もその1人だ。
以前は1人の時は飲むことは無かったので家に酒も置いてあったことは無かった。
それが車が引っ越して不要な環境になったこともあり、ウィスキーにハマってしまった。
きっかけは最寄り駅近くにあるかなり洒落たバーに1度行ったこと。
某一流ホテルのラウンジでバーテンしていた人が独立したお店で最高に所作もかっこいい。
その時は銘柄の知識もなく、酔えれば何でもいいくらいの感じでウィスキーを頼んだのだが、作り方にシンプルながら拘りが見えてしまい自分の家でもやってみたくなってしまったのだ。
それからAmazonで丸いロックアイスが作れる製氷機やマドラー、ロックグラス、有名どころの銘柄のウィスキーを片っ端から揃えた。
ウィスキーって大体どれも40°前後あるから少量で直ぐに酔えてお財布に優しい上に、香りも強く、気分によって飲み方も変えれて楽しい。
それに、それなりに日持ちもするから開栓してすぐ飲まないといけないこともないので酒豪じゃない私にも嬉しい。
近くに定期的にウィスキーがAmazonより安くなるお店があるので余計増えてしまう。
それに友達が遊びに来た時にウィスキーを作れるって何か良いじゃないか。
あと居酒屋で安物ウィスキーを飲んで、それからウィスキーに苦手意識を持ってしまった友人に新たなウィスキーの可能性を教えることもできる。
きっとコロナ禍ってずっと続いていくものだと思うし、時代と共に遊び方が変わっていくのは必然だと思うから、今はこの新たな飲み方を楽しみたいと思った今日この頃。