イタリア行き LCC 中国国際航空利用で感じたこと
こんにちは。
(ミラノ中央駅)
皆さんはLCCというのをご存知だろうか。
LCCとはローコストキャリアの略である。
つまり、日本で有名?なのはCMでよく見るジェットスター航空みたいな格安の運賃で海外へ連れていってくれる航空会社のことである。
デメリットは機内の客席スペースが比較的狭いこと。
ANAとかJALのエコノミークラスより更にエコノミーみたいな感じ。
あとはキャンセル料金が高かったり。
ちなみに最近、上記のANAかJALどっちか忘れたがエコノミークラスの客席スペースが少し広くなり快適性が向上したようだ。
で、私はそのLCCと呼ばれる航空会社であるAIR CHINA(中国国際航空)を利用したことがあるのだが、その際に感じたことを書きたいと思う。
そもそもそこを選んだ理由は、航空券がツアーを除いてどこよりも最安値だったから。
当時は学生で経済的な余裕がなかったので、中国というちょっとした偏見もあり不安があったが、背に腹はかえられぬ想いで利用を決意。
エアーチャイナがどれほど安いかったか言うとビジネスクラスの値段ですら、日本航空のエコノミークラス並の値段(当時)。
ちなみに、航空券探しにはみんな大好きExpediaを利用した。安く入手するために2ヵ月前からほぼ毎日チェックしていた。
予定がもっと早く確定している人は3-4ヶ月前からチェックするのがオススメなようだ。
あと、これは賭けだが1-2週間前でも安い航空券が出ることがある。
急なキャンセルとかでLCCじゃなくても格安で航空券が出てくる時があるからである。
そして、結果的に私は上海経由でイタリア行きの航空券を往復7万弱の価格で入手した。逃したが6万円台の航空券が出てた時もあった。
ちなみに出発時期は3月中旬。オフシーズンなのでホテルも航空券も低価格である。
一人卒業旅行にはちょうどいい。
社会人という社会の歯車になる前に、時間がある今のうちに、時間が必要なヨーロッパ旅行がしてみたかったのだ。
なんというか長距離バス内にいるような感じ。座席は窓際の2列シート。ちなみにチェックインの際に窓際を希望したら考慮してくれ
この時はCAも日本語で話す人がいたし、搭乗口での案内も日本と中国語と英語だった。勿論チェックインカウンターのスタッフも日本語。というか日本人だった。
AIR chinaの乗り継ぎの仕方を日本語で説明されたパンフレットがチェックインカウンターに置いてるので初めての人は貰っておこう。
写真付きで大変わかりやすい。
で、私は格安航空券だったのでそれなりに覚悟はしていたのだが、至ってサービスは普通だった。
まず日本ー上海では座席にTVモニターがない小さめの機内で2時間。
なんというか長距離バス内にいるような感じ。座席は窓際の2列シート。ちなみにチェックインの際に窓際を希望したら考慮してくれた。
そして、上海ーイタリア。
機内から外に降りて近くにある座席のないバスのような物に乗って空港内まで行く。
たまたまかもしれないが、この時は急ブレーキ、急発進の多い荒い運転だった。
なんとなく中国人らしいなとか思ってしまった。
乗り換え案内は分かりやすくて、空港内の入口にtransferのテロップを持った職員が掲げて立っている。
乗り継ぎの人はその人の近く集まって次の航空券を見せればいい。
そして、その人に着いていって皆と同じことをするだけだ。
中国語は何も話せない。英語は片言、初海外の私でも余裕であった。
続いて10時間以上乗らなくてはならない上海ーイタリア ミラノ便。
ここからはスタッフも英語か中国語しか話さない。搭乗口でも同様。
今度はTVモニター付きの少し大きな飛行機。
ただ、座席のスペースはそんなに大差ない。
これは豆知識だが、前のトレーに引っ掛けて、バンドで足元で足を宙つりににできる便利品がAmazonで売っている。
当方は身長170cmだが、脚を曲げたまま長時間は辛い。エコノミー症候群になりそうだ。
LCCで長時間乗るなら、こういった便利品な対策品を絶対ネットで買っといた方がいい。
そして、期待していなかったが機内食がでた。
内容は学校の給食みたいな感じで、汁物がない簡易的なもの。
軽食程度なものだが、でるだけ値段的にも有難い。
イタリアー上海の往復で各1回の機内食である。ちなみに2種類あって選べた。
確か、ご飯系か肉系のどっちかで選べた。
帰りの便では、上海ー日本 成田のみ搭乗口で日本語のアナウンスもあった。
総評価として飛行機はサービス共に値段の割に良かった。
ただ、私はもう二度と利用したくないと思った。
それは中国人のマナーのなさというか国民性に私が耐えるのが苦痛だったからだ。
当たり前だろうが、エアーチャイナはイタリア行きだろうが乗客は中国人だらけである。
もう騒がしいし、変な臭いがしたり、食事中のマナーが悪かったり、上海航空内での手荷物検査での適当さというか、日本で感じる中国の迷惑観光客が沢山いるような印象だった。
値段の割にサービスとか機内設備が悪くなっただけに人だけ残念な印象。
次LCCを利用するならドバイの航空会社カタール航空とか利用したいと思った。
個人的に中国だけはもう嫌だ。
最後に、ミラノ空港の免税ショップでワインを買ったのだが、直行便じゃない人は注意してもらいたい。
通常、液体物は手荷物での持ち込みが100mlとか制限があるが(航空会社安いクラスによって異なる)、免税ショップで買うとパッキングされて到着まで開封しない約束で持ち込めるのだが、途中経由があると、その空港での手荷物検査でアウトになる。
私は700mlのワイン1本だったが、上海航空の手荷物で問題になった。
上司らしい人が来て、英語で「今回だけだぞ。」みたいな注意を言われて何とか許してもらえた。恐らく免税ショップのパッキングがされてなかったら確実にアウトだっただろう。
なので免税ショップで買う人は、その空港から直行便でない限り液体物は買わないほうがいいだろう。
あと私は預け荷物は一切なしにした。
ロストバゲージという荷物行方不明になったら最悪だからだ。
LCCだからということもないだろうが、海外は荷物の扱いが手荒なので覚悟した方がいいだろう。
手荷物だけなら到着後にすぐに空港から出られるし快適だ。
ちなみにエアーチャイナでは手荷物の重量2kgと当時は明記されていたが、帰りはお土産とかで4kg近くになってしまっていた。
しかし、特に何も言われなかったので、リュック内に収まっていればある程度は見逃してくれるのかもしれない。
以上、参考になれば幸いです[完]
(ミラノ市内上空)